最近、ヘイト管理について理解のない方が多いので…、
ここで一度ヘイトについて解説したいと思います。
護術士回(`・ω・´)
● ヘイトの基本
簡単に、ヘイトについて説明すると、ヘイトはまず「うらみ」という意味です。これが高いほど敵に狙われます。
敵に狙われている時は、敵の名前が赤くなります。
ヘイトは、敵一体一体、別々に計算されており、
・敵に与えたダメージ
・味方を回復したときの回復量
この二つの合計値がヘイトになります。
このヘイトをたくさん得ることをヘイトを稼ぐと言います。
さらに、
ヘイト1位を取ることを「タゲを取る」(ターゲットをとる、ターゲットを奪う)なんて言ったり、
ヘイト1位から落ちてしまうことを「タゲが外れる」(ターゲットが外れる、ターゲットを奪われる)のように言ったりします。
そしてこれが、名前を赤くすること、名前が赤くなくなることと同じ意味です。
回復は一つ一つが敵全体へのヘイトとなります。
ただし、メイスのフロールだけは一切ヘイトになりません。
(バフ効果なので誰のヘイトにもならない。)
● 護術士のお仕事
護術士さんは、
敵の名前を赤く保つヘイト維持、
敵の名前を赤くするタゲ取りがお仕事です。
これは義務ではないですが、
職制限バトルではこれを護術士さんがやらないと死人が出ます。
職制限なしのバトルなら、他の戦い方もいいと思います。
●ヘイト稼ぎ
まずは、ヘイトを稼ぐところから見てみましょう。
護術士さんは、剣術士や魔導士よりダメージを出すことはほぼ無理です。
ヘイトを稼ぐにはヘイトバフを使いましょう。
ヘイトバフには以下の装備が使えます。
【盾】ジェダイト(ヘイトA+100%)
【盾】エンバー(ヘイトA+200%)
【魔導具】ルベル(ヘイトA+400% 龍人時、ヘイトA+800%)
【盾】エールデ(ヘイトA+200% & ヘイトB+400%)
【盾】ブロンズ(ヘイトA+800%)
これは、
ダメージに対してこの効果分、多くヘイトを稼げることになります。
たとえば剣が5万ダメージ出してる間に、護術士が8000ダメージを与えてたとすると、以下のような感じ。
剣 / ダメージ : 50000 ヘイト : 50000
盾 / ダメージ : 8000 ヘイト : 8000
盾( +100% ) / ダメージ : 8000 ヘイト : 16000
盾( +200% ) / ダメージ : 8000 ヘイト : 24000
盾( +400% ) / ダメージ : 8000 ヘイト : 40000
盾( +800% ) / ダメージ : 8000 ヘイト : 72000
もう、ブロンズなしでは勝てませんが、
ブロンズを使っていれば余裕で勝てるのがわかります。
ちなみに、上記ヘイトAは全て同じグループなので、延長可能です。
たとえばブロンズを一回だけした後、32秒以内に一回ジェダイトを使うだけで、
ジェダイトなのに800%を維持する、なんてことが可能です。
これを利用したコンボで、
ブロンズ→(31.99秒以下で自由)→エールデ→強い全体攻撃
とすることができれば、エールデの直後はヘイト+1200%(13倍のヘイト)が稼げます。
これを龍人で使えば、5万ダメだすだけでも、65万ダメージのヘイトが獲得でき、剣士の50万ダメでもタゲが外れなくなります。
ヘイトはこのようにして、盾の特権でとんでもなく稼ぐことが可能です。
「化け物多すぎてタゲ取れないし、諦めてるわ。」
なんて萎えてる人もいますが、本気出せば盾は15手ほどで誰にもタゲを取られない状態を作れます。(※後述 タゲ維持で説明)
とはいえ、そこまでに何度かタゲが外れたりはしますし、
最初10手程の間、タゲが外れるのは仕方ありません。
そんなときは逆にこう思いましょう、
「今回は火力がすごく強い!いける!」
逆に一度もタゲを奪われなかった時は、数分かかる可能性があるのである意味恐怖です。
●タゲ取り
ヘイトをいくら稼いでも、タゲが外れてしまうことがあります
火力さんの不意の超火力、
自分の死亡(死ぬとヘイトは0にリセットされます)、
そもそも途中参加でヘイト最下位、
いろんな場面でタゲ取りが必要になります。
ここで使える武器はたった二種類だけ。
・クリスタルクロッド
敵単体が持っている最高ヘイト値+5000を自分のヘイトに上書きする
・カースファング
敵全体が持っている最高ヘイト値+5000を自分のヘイトに上書きする
ようは、
剣士さんが大暴れして合計80万ダメージ出してボスもヘロヘロの時にバトルに参加しても、
この武器を使うと、一回で805000+与えたダメージ(大体1000~1800くらい)のヘイトが獲得できます。
つまりいきなり1位に躍り出るための武器です。
必ず1位になるので過信しがちですが、ここでもヘイトバフが大事です。
なぜなら、この武器の直後、剣さんが5000ダメージを出すとすぐタゲが奪い返されてしまいます。
そして、剣さんは盾より火力あるので、そのままどんどんヘイトが引き離され、結局奪えません。
基本的には、クリスタルやカースを打つときでも、ブロンズなどの効果の上で打ちましょう。
上記の例だと、ブロンズ(ヘイト+800%)があれば、
806000くらいだったのが、854000ほどになります。
+5000と武器のダメージの部分には倍率が乗るので、1位+6000×900%のヘイトが取れるわけです。
その後のヘイト維持もかなり楽になります。
逆に、タゲを奪われる時はタイミングが大体同じなので、
奪われるタイミングを覚えて、攻撃に合わせてクリスタル/カースを打つのが大事です。
(あ、剣さんがベリアル→フォーリアしてる。もう龍打つからクリスタル構えよっと。みたいな感じ。)
●ヘイト維持
ヘイトは一位になれるけどすぐ奪われる、
龍人の時は必ず奪われる。
それはタゲ取りが出来ていて、ヘイト稼ぎができていないパターンです!
なので、基本は上記ヘイト稼ぎの項目を頑張りましょう!
では、なぜ別に項目を設けたかというと・・・、
盾はヘイト一位になることが目標ではなく、
一位を奪われないことが目標です。
一位になっても全く安心できないのです。
これを伝えたかった!
じゃぁ、どうするかというと、
ボスのHP以上のヘイトを稼ぐ!
これです。これが目標。
なぜかというと、ここまで稼ぐと、ヘイトを抜く=ボスが死ぬなので、
その後絶対タゲは奪われません。
とはいえ、これもまた強くないと厳しいです。
安心してください。実際にはボーダーラインはもっと低かったりします。
というのも、ヘイトバフなしで考えればすぐわかりますが、HPの半分稼げば、もう永遠に一位でしょう。
逆にブロンズを使った場合は、ボスの半分のヘイト稼いだ時、与えたダメージはボスの1/18ほどです。まだ抜かれる可能性があります。
目安は以下のような感じ、
ヘイト+800%は、ボスのHPの1/10ダメージ(ヘイト9/10)
ヘイト+400%は、ボスのHPの1/6ダメージ(ヘイト5/6)
ヘイト+200%は、ボスのHPの1/4ダメージ(ヘイト3/4)
ヘイト+100%は、ボスのHPの1/3ダメージ(ヘイト2/3)
が目標です。
つまり、ヘイトバフがあるほど、目標ダメージは低くできるワケです。
上記ダメージ到達後はヘイト管理を放置しても大丈夫です。
つまり、火力が出せるボスほど、ヘイトバフは低くてもよく、
初心者さんほどブロンズは必須で、
ボスによっては持ってる武器次第では上級者でもブロンズ推奨なことが多くあります。
たとえば、ボスのHPが100万なら、
ブロンズを使いながら10万ダメージ与えた時点で、
ボスの名前は死ぬまでずっと赤いわけです。
それ以降ヘイト管理用の盾を放棄できるので、かなり自由なスキル回しが可能になります。
はじめから、この目標に向かってヘイト稼ぎしていれば、
途中から、全くヘイトを奪われなくなります。(当たり前ですが)
余談ですが、もちろん目標到達しなくても、ヘイト控えめで、剣士にギリギリ抜かれない調整も可能です。
組む相手で加減が変わるため、それを楽しめる人はいいですが、
ヘイトが足りたり足りなかったりしてイライラする盾さんを多く見ます。
そんな方には絶対安心な目標値を持つ方がきっと精神的にいいはずです。
●具体的な回しの紹介
・基本の回し
ブロンズ→スチール→アビス→火力→火力→※(ブロンズ→スチール→ストーン→火力→火力)→※を繰り返し
誰でもできる回し。アビスをストーンで維持する。
8割ダメージカットしつつ簡単にタゲが維持できるため、大抵のボスはこれでいけます。
これをカスタマイズして行くのが盾の始まり。
順番を変えたり、装備を差し替えたりしますが、基本的にブロンズ/スチール/ストーンを抜かない方が安定します。
(ブロンズ/ストーンを抜いても致命的ではありませんが、ヘイトや味方の硬さの変化を理解した上でフォローまで考えてやりましょう。)
タゲ取りで順番を変えざるを得なくなって混乱する時もあります。
そんな時は素直に最初から回し直すのが一番楽かも。
・ブロンズのカスタム
初手のブロンズはそのまま、繰り返し部分のブロンズを差し替えるカスタマイズ。
ルベル、エンバー、エールデ、ジェダイト、と入れ替え可能。
例として、以下のような感じ、
アビス→スチール→ブロンズ→火力→火力→※(ストーン→スチール→エールデ→火力→火力)→※を繰り返し
パーティの生存を優先して、アビスを前に、スチールは弱いのでブロンズより先に処理して、
4手目からタゲを一気に奪うスタイル。
エールデの直後にアンヘルなどを入れるのがオススメ。
(全体に膨大なヘイト稼ぎつつ敵の火力ダウンが可能)
・ストーンのカスタム
繰り返しのストーンはそのまま、バフ効果を上げるカスタム。
ミトラ→スチール→ブロンズ→火力→フォーリア→
※(ストーン→スチール→エールデ→火力→火力)→※を繰り返し
もしくはヘイト辛かったら、
ミトラ→スチール→ブロンズ→火力→火力→
ストーン→スチール→エールデ→火力→フォーリア→
※(ストーン→スチール→エールデ→火力→火力)→※を繰り返し
パーティ全体に物理魔法の被ダメージ30%ダウン、自分に80%ダウンを付与。
ここまですればすごく硬くてパーティの死人がぐっと減る。
ボスが物理弱い時、魔法弱い時は、ミトラ、フォーリアを抜くのも大事。
いらない盾の見極めも大事。
・スチールのカスタム
ありません。必ず持とう。まぢで。スチールの上位互換実装待ち遠しい。
間違っても抜かないように!
アビスありスチールありのボスの20000ダメージ→80%ダウンで4000ダメ
アビスなしスチールありのボスの20000ダメージ→50%ダウンで10000ダメ
アビスありスチールなしのボスの20000ダメージ→30%ダウンで14000ダメ
アビスなしスチールなしのボスの20000ダメージ→即死
劇的に変わるし、これを抜いてまで入れる価値のある盾はありません。
螺旋の宝玉、ケラト盾、ベリアル盾、慈愛の鏡、などたくさん積めばなくても死なないですが、1個抜くために武器何個も入れてる時点で損してます。
(そういうのも楽しいとは思うので嫌いじゃないですがw)
・残りのカスタム
単体火力盾はマーレ、ジェダイト、ケラト、ヴェルメ
範囲火力盾はアンヘル、エンバー
この辺りを一個は持ちたい。
敵が単体なら上記盾をブロンズ→(略)→エールデ→単体火力と撃てば数発で目標到達可能。ヘイト維持から解放されたい人にはオススメ。
他の盾は大体、タイミングを見て、短かい時間の超防御をかける盾なので、
今回は書きません。